柔道 丸山城志郎選手と阿部一二三選手の対決を見まして

2020年12月22日

柔道 丸山城志郎選手と阿部一二三選手の対決

去る12月13日(日)、東京オリンピック柔道競技、66kg級の選手を決定する選考試合が、講道館で行われました。
言わずと知れた試合・・・と言っても、柔道を知ってる人しかみないですかね?

この試合はかなりの異例づくめということもあり、柔道界では注目度が物凄く高い試合でした。

この試合に出場していた丸山選手は、私の母校(大学)の後輩にあたることもあり、死ぬ気で応援しておりました。
惜しくもオリンピックのチケットには手が届きませんでしたが、とてもいい試合を見させてもらいました。

しかし、私たち外野が”いい試合をしたよ。”と言っても慰めにも何にもならないでしょうね・・・。

私、もう40にもなるんですが、いまだに、(柔道の)大学の試合、実業団の試合、国内の主要大会は、今も観覧に行ける限り行っております。
ここのところ、東で行われている試合は見に行ってませんが、尼崎、福岡、京都、大阪、奈良あたりで行われている試合は見ていたんですが、久しぶりに試合後に悲しかったです(笑)

こんなことを言うのもアレなんですが、負けることがない試合を見るということはほとんどありません。
身内(先輩や後輩や監督や関係者全員)の応援が多いので、勝ち続ける人をのぞき、必ずと言っていいほど、身内が負ける試合を見ています。

しかし、私は出場選手全員に怪我なく終わっていただきたくて、応援をしているのもあります。
オリンピックの試合でさえ、やはり全員怪我なく、そして遺恨を残さないように終わっていただきたく思って応援しています。

ラグビーで言うところのノーサイドの精神かもしれません。
しかし、この精神は柔道だけでなく、剣道にもある精神なんですね。

日本の武道には、そもそも決闘や殺し合いを想定した行動様式が多いです。
そのため、礼をすること一つにも大きな意味があるんですね。

話が少しそれてしまいましたが、そういうことを思っていますので、身内が負けた試合を観覧したからと言って、いちいち悲しいことなんてそうないんですよね。
ベストゲームがあったり、印象に残るシーンがあったり、裏側の雰囲気を楽しんだり、ウォーミングアップの時の選手をよく観察したり、などなど、それよりも試合後にはそういう余韻に浸っていたいと思っているんですよね。

そんな私ではありますが、久しぶりに悲しく思いました(笑)

負けるということは、とても悔しいことなんですね。
小さな試合でチャンスをもらっても力を出しきれないことがあったりすると、不貞腐れたくなりますよね(笑)
仕事でも一緒で、小さなチャンスを達成して積み重ねてやっと大きなチャンスに繋がっていき、そして、その先に自分たちの未来を決定づける出来事が起きるわけですよね。

その途中で失敗したりしたら、誰だって悔しいですよね。

この日の柔道の試合は、その集大成と言っても過言ではなかったのかなぁと思うと、悲しくて悲しくて・・・。

とは言え、阿部選手も、とてつもない想いを持って試合をされたことは、見ていれば分かることです。
なので、ここは阿部選手を称えて、オリンピックでの活躍を期待したいなぁと思っております。

・・・

という、劇的な試合の後にこんなことを言うのもアレなんですが、東京オリンピックは開催されるのでしょうか?という状況にあります。
現時点において、世界各国でも大きな動きを見せております。
フランスやドイツでは実質ロックダウン状態です。

フランスと言えば柔道大国で、今では日本よりも柔道が盛んな国です。
柔道において、フランスが出場しないオリンピックは、なかなか考えにくい状況です。

オリンピックがなくなると、経済的にも厳しいことになりかねません。
日本もそうですし、世界もそうですし・・・。

もうここまでくると、私にできることは神に祈ることしか出来無さそうですので、オリンピックが開催されるくらいまで世界が回復することを祈りたいと思います。(。-人-。)

・・・

話がだいぶそれるんですが、ちょっとした豆知識です。

昨今の柔道の試合では、ガッツポーズを禁止されるようになってきました。
また、礼の時の姿勢も問われるようになってきました。

剣道では、試合後にガッツポーズをすると、勝ちが取り消されます。
思いやりの無い礼節に欠けた行為として、勝ちが取り消され失格となります。

柔道も私が学生の頃はまだガッツポーズなども少なかったのでアレなんですが、オリンピックなどの世界大会で海外の選手がパフォーマンスをすることによって、日本国内でもガッツポーズが目立つようになってきたんですね。

そういう流れがあったんですが、そういった動きも見直されるようになってきました。

・・・

という諸々を考えた先日でございました。

2020年も残りわずかですね。
なんででしょうか、あまり年末を実感することがありません。
年末ではないみたいな感じがします。

今年は、新型コロナウィルスが凄くて何があったか憶えていないくらいに、新型コロナウィルスの一年だったような感じがしています。
特に記憶がない一年ですが、年内ギリギリまで動き、来年もプロナブをもっと多くの方々にご利用いただけるように動いていきたいと思います。

とりあえず、年内最後の最後まで頑張っていきますので、引き続き宜しくお願いいたします!\( ˆoˆ )/